2005年4&5月号 教則本第二弾完成!そして帰国ライブ&ジャム

 皆の衆元気かい?前号でもお伝えしたCD付きジャム・セッション教則本第二弾がいよいよ発売になったので、まずはそのお知らせを。タイトルは『ブルース・ギター・ジャム・セッションRー伝説再臨ー』(リットー・ミュージック)だ。スター・ウォーズを彷佛させる?スケールのデカいタイトルをつけていただいたが、内容も第一作をよりパワー・アップしたものになっているんだ。曲数は厳選に厳選を重ねた6曲のみ。それぞれの曲にデモ演奏、マイナス・ワン・トラック、コール&レスポンス・トラックがあって、エンディングも全テイクに入っている。CD でじっくり小生のバンドとジャムれる作りはまさに”自宅でシカゴのブルース・クラブのジャムに参加できる”と言っていいね。譜面入りの奏法解説はもちろんのこと、コラムなどの読み物も充分楽しんでもらえると思う。詳細は、リットー・ミュージックのウェブhttp: //direct.ips.co.jp/book/rm.cfmにて。よろしく!! そして、本作のプロモーションも兼ねた2週間に渡る帰国ライブ+ジャム・セッションもお陰さまで大盛況だった。熱気に包まれたツアーの様子を再現してみよう。ファンのみなさん、参加してくれたミュージシャンのみなさんありがとう!

  1/22、23。今回のツアーは、東京からだ。全国的に知られる老舗ブルース・クラブ『Jirokichi』にて2ナイツ出演。両日で集まってくれた 150人のうちなんと60人以上がジャムに参加。ミュージシャン全員とジャムをやると公言した小生は、途中で15分だけ休憩して最初から最後まで出ずっぱりだったよ。ホスト・バンドのマサハラタニ&江古田ブルース・ボーイズはじめ、上手い人が多いのには今さらながら驚いてしまう。2日目の最後のほうでは指が痛くなったのにはマイッタけどね。ライブ後は、ファンの方にいただいた越乃寒梅でメンバーと打ち上げだ。あまりの旨さに日本人でよかった〜と涙ぐんだ小生なのである(本当かよ?)。

 1/25。名古屋へ。昼過ぎに中日新聞本社を訪ね、報道部のKさんや芸能担当のYさんに御会いして新作の宣伝をさせていただく。カツ丼を御馳走していただいたのだけれど、オーダーした後に味噌カツにすればよかったと後悔したがすでに遅し(苦笑い)。夕方ギタリストのチャビー小林さんと待ち合わせて、今夜の会場『Slow Blues』へ。ライブは7時過ぎに始まった。タイトでスインギーなチャビーさんのバンドと数曲プレーした後で、ジャムに突入だ。普通ジャムの参加者はギタリストが圧倒的に多いのだけれど、この夜集まった約30人のミュージシャンは、ドラム、ベース、キーボード、ヴォーカルとバランス良く分散していて、しかもレベルはかなりのもの。名古屋はバンド文化がしっかり根付いている、という印象だったね。女性ミュージシャンが多いのも嬉しい限りだ。前から横から、後ろから彼女らに煽られて、最後にはメロメロ状態。女王さま〜・・あ、違うか。
 
  1/26。昼過ぎに甲子園口でMassieと合流、彼の店”The Cafe”でメシを御馳走になって、西宮駅前にあるさくらFMに出向き、ラジオ録りだ。いつもの事ながら、二人で思い付いたことをいつまでもしゃべくる。公共電波で遊ぶ悪い中年オヤジ達なのであった。今夜の会場、大阪の梅田にある『Rain Dogs』に入ったのは、夕方だ。このコラムでも何度か紹介した4件のクラブオーナーであり、シンガー、カメラマン、DJというマルチ・タレントの Massieと彼のバンドJoe Guy's Bandとの共演だ。しかもナニワ・エクスプレスやヒューマン・ソウルで良く知られる清水興さんがベースに入り、さらにニューオーリンズからシンガーのまものちゃんも加わって、ファンキーでグルーヴィーで、最高にブルージーなライブになったのである。もちろんジャムでは、関西のすご腕かつキャラの濃いミュージシャン達がどんどん乱入してくれ、相当な盛り上がりに。関西の底力を堪能した夜でもあったね。 というあたりで紙面が尽きたから、この後回った博多、浜松、宇都宮の様子は次号で紹介することにしよう。See Y'all。

 小生のCD付き教則本『ブルース・ギター・ジャム・セッションRー伝説再臨ー』が2月末に発売されたけれど、みんなはすでに読んでくれただろうか?これでガンガンにジャムって、シカゴのブルース・クラブでプレーするような臨場感を味わって欲しいね。よろしく!ということで、前号に続き帰国ライブ+ジャム・ツアー後半いってみよう!

 1/27。午後の新幹線で新大阪を発って、一路博多へ向う。99年にオーティス・クレイとのツアーで訪れて以来、5年半ぶりの博多だ。今夜の会場<NAMAZU>でサウンド・チェックをやり、定食屋に夕飯を食いに。宮崎名物のチキン南蛮がジューシーで、舌が嬉しい悲鳴をあげるぜ。しかも棚に並ぶ焼酎の瓶が”おいでおいで”しているのにはまいったな。ライブ前なのが恨めしい。「博多の人は飲みに出るのが遅いんですよ」とギタリストのロケット副島君が言うように、ライブは9時過ぎに始まった。副島君と長崎スリム君を中心にした博多Blues Fellowsはタイトでいいバンドだ。途中でシンガーのMIKAZUさんが入って盛り上げてくれた。後半は地元のミュージシャン達がどんどん入ってジャムが繰り広げられ、前の方では踊る女性達も出て、博多の夜は熱く燃え上がったのである。ライブの後は地元で人気のブルース・バー<BB>へ繰り出す。鹿児島焼酎『島美人』を飲みながら、何故かカレーを食べたのだ。その後さらに飲んで、さあラーメン食いに行くぞ、と叫んだところまで覚えているんだけどな・・・。

  1/28。博多から新大阪で乗り換えて浜松へ。開店以来、小生のコーナーを作って大きなバックアップをしてくれているルーツ系CDショップ『アップル・ジャム』にまずは顔を出す。店長でギタリストのbb白岩さん、同じくギタリストのトミー藤田さんと3人で今夜の会場<ジャズB♭>へ向った。浜松は大手楽器メーカーさんも幾つかあるし、ミュージシャンも多い音楽の盛んな街なんだ。鰻パイとユンケルでパワー全開の小生は、浜松魚雷団とのライブでガンガンにプレー。全身の血の巡りが早くなって鼻血が吹き出しそうになった頃、音を下げてくださいとお店からクレームがついてしまったよ。まったく鰻のヤツが体の中で暴れて、と苦しい言い訳をして平身低頭に謝って演奏を開始させていたのだ。ところがどうだ、遠くは横浜から集まってくれたミュージシャン達のジャムが進むにつれてソフィスティケイトされた店内がさらにヒートアップ。”赤信号みんなで渡れば恐くない”のノリでジャムは夜更けまで続いたのであった。その後同店でブルースマン出入り禁止令が出たかどうかは定かではないけどね。

  1/30。ツアー最終日は、故郷の宇都宮だ。昨年3月にもやらせていただいた『ビート・クラブ』は開演時間には立ち見もでて歩くスペースがないほどの大入りだ。まずは、地元で人気のJamsbee(ジャムスビー)がアコースティック・セットをやって、小生と宮の原ブルース・クラブがライブ、途中で休憩を挟んでジャムに突入。昨年3月にも増して、ジャムの盛り上がりはすごかった。栃木県内だけでなく、仙台はじめオハイオやミシガン出身のアメリカ人二人、さらに来日中のシャラポワも来てくれ(んなことはないって)、国際色豊かなジャムとなったのだ。そして最後に菊田兄弟とジャムズビーが3曲ジャムって、会場の熱気は最高潮に達した。ところが宴はこれでは終わらない。終演後の打ち上げ中になんとなくアコースティック・ギターを持ち出すとそのままジャムが始まってしまったよ。数人の女性シンガーが飛び入りして『ジョージア・オン・マイ・マインド』、『プラウド・メアリー』、『イパネマの娘』を歌った。ここってシカゴ?いやいや宇都宮だったね(笑い)。故郷の音楽シーンの充実ぶりは嬉しい驚きだったよ。 ということで、ライブとジャムに集まってくれたファンのみなさん、ミュージシャン諸君、サンキュー・ソー・マッチ。近い再会を楽しみにしているよ! See Y'all.